ガンホー・オンライン・エンターテイメントは4月24日、ラグナロクオンライン ジャパンチャンピオンシップ2011の予選トーナメント・決勝戦を開催。6月4日にディファ有明で開催される決勝トーナメントに出場する8ギルドが決定した。
レギュレーションの変更による大会の影響
RJC2011は、ラグナロクオンラインが持つPvP(対プレイヤー戦)システムを元に競技性を高めた、7人対7人で争われるトーナメントバトルだ。最大10人のギルド(チーム)を編成し、そのなかから7人を選抜して予選トーナメントに出場。各ブロックを制したギルドは代表となり、6月4日にディファ有明で開催される決勝トーナメントへと駒を進めることができる。数千人のファンが見守る中で国内最強のギルドを決める一大イベントだ。
今大会ではレギュレーションが見直され、新たに忍者、ガンスリンガー、スーパーノービスの各職が出場可能となったほか、消耗品も無料で使い放題と思い切った変更が加えられた。昨年のRJC2010では編成時のコストや資金不足問題により、装備を売って消耗品を調達するギルドも登場したため、こうした事態を避けるべく変更が加えられたようだ。
また、戦いの舞台となるマップにカジノ、クロスが追加されたのも注目のポイント。ルーレット台やスロット台などの障害物が多いカジノ、中央にある大きな石像周辺の狭い位置で戦うことになるクロスと、それぞれでの立ち回りに注目が集まった。
24日に行われた予選トーナメント・決勝戦では、A~Hの8ブロックで行われ、ここまで勝ち残った精鋭16チームが頂点を目指し、熱く激しいバトルがくり広げられた。
大会は各ブロックずつ4回に分けて開催されていたが、どのブロックも激戦を制し勝ち上がってきた強者ばかりとあって好バトルの連続。華麗な腕前を目にし、会場で見守る取材陣からは感嘆の声が上がるほどであった。
激戦のDブロックを制したのは、強豪ギルド“+Nirvana+”
今大会屈指の好カードとして、主催者側でも注目していたのがDブロックの決勝戦。このブロックは過去に決勝トーナメントに出場実績のあるギルドが集中したため、“死のブロック”とも呼ばれた激戦区だ。
事実上の決勝戦とも言われた強豪“Rampage”との戦いに勝利し勢いに乗る“+Nirvana+”と、今回から参戦可能になった忍者を組み込み、そつのない戦いで勝ち上がってきた“Patissier”の決勝戦は一瞬たりとも目の離せない見事な戦いとなった。
試合開始の合図と同時に“Patissier”が相手に向けて突撃を仕掛ける素早い展開。しかし、勢いよく攻め込んだのもつかの間、パラディンらキージョブが早々に撃沈。攻めのタイミングとしては悪くはなかったものの、やや勇み足で踏み込みすぎたところを“+Nirvana+”が冷静にさばいて対処し、その後は的確に相手を仕留めていった“+Nirvana+”が押し切って勝利。強豪揃いだったDブロックの頂点へと上り詰めた。
各ブロック別 予選トーナメント決勝の結果
Aブロック予選トーナメント決勝
[チームRC] 0-2 [anomie]
(FENRIR) (URDR)
Bブロック予選トーナメント決勝
[Tiny Voice] 0-2 [Dramatically Defeat Sky]
(IRIS) (VERDANDI)
Cブロック予選トーナメント決勝
[Jumpin’ Now!] 2-0 [Dark Horse]
(NORN) (IRIS)
Dブロック予選トーナメント決勝
[Patissier] 0-2 [+Nirvana+]
(BIJOU) (FREYA)
Eブロック予選トーナメント決勝
[Greensleeves] 2-0 [無口でクールな男達]
(IRIS) (SARA)
Fブロック予選トーナメント決勝
[くまー将軍] 2-0 [うさぴょん大行進]
(BIJOU) (GARM)
Gブロック予選トーナメント決勝
[citrus] 0-2 [それはないける]
(FORESTY) (LISA)
Hブロック予選トーナメント決勝
[Baby Doll] 1-2 [くま組]
(LOKI) (GARM)
当日の解説を務めたガンホー・オンライン・エンターテイメント 中村 聡伸氏。
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