ジークレストは、「トリックスター」について、毎年恒例行事であるオフラインイベントを、5月22日東京・墨田区のKFCビル3階にて開催した。
全プレイヤー待望のアップデートスケジュールや、「トリックスター」のテーマソング「ある意味！この旅！！センセーション！？」を歌う、声優ユニット「LISP」による魅力満載トークショーの模様をレポートでお届けしよう。
3つの開発目標と、4種のアップデート。皆が気になるその内容とは？
イベントの冒頭では、「トリックスター」のプロデューサー江口和弘氏と、開発を手がけるNTREEV SOFTの開発チーム長、チェ・ユダ氏、グローバルビジネスマネージャーのジョ・ウンジン氏がステージに登場。
2011年の「トリックスター」における開発目標として、「楽しいことがたくさんあるゲーム」「簡単で便利なゲーム」「一緒に遊べるゲーム」の3つのスローガンが紹介され、これらを念頭においた今後のアップデート目標や方針が具体的に示された。今回発表された主な内容は以下のとおりだ。
1.利便性の向上
アイテムのやりとりを簡単にできる“メールボックスシステム”の追加や、“マイショップ”と“個人ショップ”に寄せられた不満点を解消する細かな仕様の変更。
2.コミュニティーシステム強化
チームプレイをもっと楽しむためのギルド加入人数上限の引き上げや、インゲームにおける結婚制度のメリット強化など、プレイヤー間のつながりをさらに強調。
3.アイテムシステムの改善
アイテムへの“等級”の追加。また、アイテム精錬や見た目合成、ペットなどの大幅な仕様変更。これらは次回アップデートにて導入の予定。
4.新規コンテンツの追加
史上最大ボリュームとなる新エピソードの追加。また、それに伴う新たなマップやNPC、モンスターなども多数登場する。「忘却の塔」や「ハルコン防衛戦」など既存のコンテンツもリニューアル、新規シナリオを追加した高レベル用のコンテンツとして登場予定だ。
このキャラクターたちが新登場するNPCだ。シルエットのキャラクターも順次公開していくそうなので、今後の続報に期待したい。
続いてはこれまでプレイヤーから運営に寄せられた質問に開発者たちがその場で答えていく、「おしえて！！ トリックスターのあんなことやこんなことQ＆Aコーナー」。アップデート情報に関するものが中心だが、以前から多くのプレイヤーが関心を寄せていた「同性婚」に関する質問などもあり、見逃せない内容となっている。以降は、コーナー内でのやりとりをお伝えしよう。
Q1.「トリックスター」といえばドリルでのお宝発掘ですが、ドリル発掘専用の伝説装備アイテムを追加される予定はないのですか？
ジョ・ウンジン氏：伝説装備は職業とレベルごとに追加予定ですが、発掘専用のものは今のところ計画はありません。ただ、今後も要望が多いようであれば検討に入りたいですね。
Q2.現在レベル400が上限となっていますが、今後レベル上限の開放や転生などのシステム追加はありますか？ 新スキルの追加も期待しています！
ジョ・ウンジン氏：レベル上限を引き上げる予定は今のところはありません。ただし、転生システムに関しては遅くても来年にはお見せできるように今まさに頑張っているところです。職業ごとの新しいスキルは一次転職と二次転職に追加する予定です。基本職にも追加して欲しいという声が多いようであれば、これも前向きに検討したいですね。
Q3.昨年お話されていた同性結婚システムの話はどうなりましたか？ 早く同性同士で結婚をしたいです！！
ジョ・ウンジン氏：皆様の意見から再検討しましたが……、韓国には同性同士で結婚するという文化がないもので……。
江口和弘氏：いや、日本にもそういう文化はありませんよ!?（場内爆笑）
ジョ・ウンジン氏：そもそものシステムが「結婚＝異性同士で」という作りになっているので、もし同性同士で結婚できるようにするとしたら、新しくシステムを開発しなければならないんです。せっかくの熱いご要望にお応えできず、申し訳ありません（苦笑）。
江口和弘氏：今回は同性結婚は難しいということになりましたが、これに関しては異なるアプローチで新しい企画ができればと考えています。皆様からのアイデアも受け付けていますので、どしどし送ってください。
Q4.アイテムチケット（※1）第3弾の発売予定はありますか？
※1記載されているシリアルナンバーを利用してゲーム内アイテムと交換できるチケット。
江口和弘氏：実はあります。具体的なスケジュールはまだ言えませんが、すでに企画自体は進んでいるので、ここで特別にどのような姿になったのか公開したいと思います。
この2人が追加予定のキャラクターだ。特に運営側では右側のキャラクターの虚ろな目が評判のようで、会場内からは「カワイイ！」という声も飛び交っていた。
Q5.現在活動されているゲーム内のCast（※2）のプロフィールや性格、イベントをやっていないときは何をしているかを教えてください。
(※2)運営スタッフが操作しているキャラクターのこと。
江口和弘氏：こういった質問は実は結構多く寄せられていまして、皆さんにはちゃんとCastの存在が浸透しているんだなぁと嬉しく思っています。それで、各Castにはちゃんとインタビューして質問に答えてもらったので、こちらを参考にしてください。
Q&Aコーナーの最後には、新たに"スノーヒル”に追加されるNPCキャラクターの公開命名式が行われた。事前の募集から選び抜かれた3つの名前候補の中から、来場者の多数決で名前を最終決定する旨が伝えられると会場は大いにヒートアップ。結果は下の画像の通り、各キャラクターの名前は左からリヴィル、ポポル、ニーナとなった。
最後に、インゲームでGM（＝ゲームマスター）に会える「GMお披露目イベント」の開催と、2005年3月のサービスイン以来の累計登録会員数が150万人を突破したことが発表され、本イベントの前半戦、ゲームに関する告知はすべて終了となった。
後半へ移る合間に、声優・茅原実里さんからのビデオレターが到着。お祝いメッセージとともに、自身が担当するペットの台詞も披露された。
コラボ企画もどんどん登場！ “超至近距離”声優ユニット「LISP」のスペシャルトークショー
左から片岡あづささん、阿澄佳奈さん、原紗友里さん。
後半パートは人気声優ユニット「LISP」を招いてのトークショー。「LISP」は阿澄佳奈さん、片岡あづささん、原紗友里さんの声優3名で構成されたユニットで、「トリックスター」のテーマソング「ある意味！この旅！！センセーション！？」は彼女たちが担当している。3人が声を担当したペットも順次実装されていく予定なので、ファンは心待ちにしてもらいたい。
「LISP」のWebラジオで生まれたキャラクター、「人工知能りすぷちゃん」もゲーム内ペットとして登場予定だ。トークショーでは「3分で分かるトリックスター講座」、「せりふきめまくりすぷ」、「おおぎりすぷ」が催され、間近で見られる「LISP」を前に、会場内は大盛り上がりであった。
江口氏が「トリックスター」の概要を解説する「3分で分かるトリックスター講座」では、「結婚もできるけど、離婚もクリックひとつでできちゃいます。」という江口氏の説明に対して、「ワンクリック離婚ですか！？」と片岡あづささんの鋭いツッコミが入り、場内を湧かせた。
「せりふきめまくりすぷ」では指定されたキャラクターとシチュエーションをアドリブで演じるという離れ業を披露。熱の入った演技に来場者も大興奮だった。特に原紗友里さんが披露した「迷子の海外の人に道案内をするローズマリー」は、来場者からも感嘆の声が漏れるほどで、江口氏も大絶賛。
「おおぎりすぷ」は「ど・り・る」の3文字を頭文字として「トリックスターを楽しむ方法」がテーマの文を作らねばならず、あいうえお作文としてはかなりの高難度だったが、三者三様の個性的な作文が完成。個人的には阿澄佳奈さんの「（ど）ドヤ顔で （り）リスプと （る）ルリルララ～」がツボにハマった。
時間にして3時間ほどであったが実に濃密なひとときに、駆けつけたファンも大満足といった様子だった。2011年も変わらず飛躍を続ける「トリックスター」の、これからに大いに期待したい。
最後に、このオフラインイベントのお祝いとして「トリックスター」のキャラクターデザイナーから寄せられた特別イラストを掲載する。
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