DMM.comが4月23日にサービス開始予定のブラウザゲーム「しんけん!!」。サービス開始に先駆けて一足先にプレイできたので本作の魅力について紹介しよう。
「しんけん!!」は、隕石群「大天狗」の欠片から生まれた謎の生命体“憑喪”によって、エネルギーが食いつくされてしまった日本が舞台のラインディフェンスゲーム。プレイヤーは、日本刀を作る職人“刀匠”となって、憑喪を討伐するための名刀を作り上げ、それらに魅入られた真剣少女たちと出会うことになる。
今回は、刀を作り上げる“鍛刀”、攻めてくる憑喪を倒す“討伐”、自分の拠点を強化する“町の発展”などの基本的なシステムについて紹介する。
名刀を作り上げて育成して奥義を覚えよう
刀を作成するには、“魂鋼”と呼ばれる材料を使用し、鍛刀する必要がある。魂鋼には並や良などの品質の概念があり、良い物を多く使えば強い刀を作成することが可能だ。
魂鋼の品質と個数を決めたら、続いて“熱量”と呼ばれるポイントを決定する。掛かる熱量を最低限に抑えたいなら、鍛刀画面の右にいるキャラクター「火之迦具土神」のセリフが熱量の数値によって変化するので、それを目安にするといいだろう。
熱量を決めたら、金床で鉄を叩き火花がよく出るスイートスポットを探していく。火花がよく出る場所を見つけたらクリックを押しっぱなしで自動的に叩いてくれるが、一定数叩いてしまうとスイートスポットの位置が変わるので再度探す必要がある。これを指定した熱量分繰り返せば完成だ。
クリックするのに時間がかかる場合には、“鍛冶師に任せる”を選択すれば指定された時間を待つだけで刀が出来上がる。
刀が完成すると真剣少女が仲間として加入してくれる。真剣少女は、なまくら/業物/良業物/最上大業物という等級に分けられており、それぞれの等級ごとに初段から十段までの段位が存在する。段位は“試斬”の試験を受けることで上昇し、合格すると経験値を得ることが可能だ。また、十段の試験に合格すると等級がアップし真剣少女の能力が飛躍的に向上する。最初は、なまくらの初段でも試斬に合格していけば、最終的に最上大業物の十段になれるので、自分のお気に入りの真剣少女だけを強化して遊ぶこともできる。試斬の試験をするためには“試斬用のアイテム”“真剣少女の練度”“熱量”が必要になり安易に段位を上げられないので、誰を強化するかは慎重に決めたほうが良い。
また、“試斬”をしている最中に奥義を習得することがある。その刀専用の特別な技となっており、敵全体に攻撃を与えたり、味方の気力を回復することが可能だ。現段階では奥義を覚えていない真剣少女もいるが、今後実装されるようなので期待しておくといいだろう。
最大24人の真剣少女が編成できる討伐任務
真剣少女たちでチームを組んで戦う討伐任務ではストーリーを見ることができる。最大24人でチームを組んで、4×6マスの盤上に真剣少女を配置して、攻めてくる憑喪を討伐していく。真剣少女を配置するためには、鍛刀するときの同じく熱量が必要になるのだが、鍛刀時とは違い一定時間経過すると回復していく行動ポイントのようなものだと思えばいい。
真剣少女によって消費する熱量が違いがあり、キャラクターとしてのステータスが高いほど配置するのに必要な熱量が増加。また、熱量は討伐任務中に真剣少女に“気合いを入れる”ことでも消費する。“気合いを入れる”を使うと気力が回復し、能力を飛躍的に向上することが可能だ。
配置した真剣少女には、それぞれに攻撃できる範囲が2×2マス、縦2マス、横2マス、1マスのように決まっており、そこの範囲に敵が侵入すると自動的に攻撃をしてくれる。敵も真剣少女に近づくと当然攻撃をしてくるので、真剣少女の気力が少なくなったらすぐに休ませよう。真剣少女が倒された場合には、気力が回復すると再出撃が可能となっている。敵が画面左端にある最終ラインを越えると次のマップに移動するか人口(ライフ)が減ってしまう。人口(ライフ)が0になると討伐失敗なので、敵の通り道に真剣少女を配置しよう。
町を発展させて討伐を有利に
本作では憑喪を討伐するだけでなくプレイヤーの拠点である屋敷町に施設を作ることができる。施設は水田/森林/採掘場/石切場などの施設などがあり、真剣少女を使って建設していく。施設を建設すると人口を入手することができ、討伐時に最終ラインを越えられても任務に失敗がしづらくなる。また、刀の等級が上げられる試斬の資材などで入手できるので、真剣少女たちの試斬がしやすくなり討伐を有利に進めることが可能だ。
「しんけん!!」プロデューサーの吉原正訓氏にインタビュー
――本作で楽しんでもらいたいポイントを教えてください。
吉原氏:擬人化路線が流行っているなかで、それを取り入れつつも何か違うことをがしてみたいと思って制作したのが本作になります。キャラクターを愛でるということはどういうことなのかを突き詰めて、1人の女の子に対しての文章量や絵の枚数などが、ほかのゲームよりかなり多くなってしまいました。
今回はアクションシーンの作画枚数もキャラクター1人につき約500枚以上となり、さらに妖刀少女と呼ばれる真剣少女が変貌した姿もあるのでかなりの量になっています。また、なぜ真剣少女がいるのかなどの設定についても、アニメ制作会社ピコグラフさんに監修して頂いてかなり深いものになっています。
――キャラクターの背景や世界観も想像がふくらませられそうですね。
吉原氏:基本的にかわいい女の子が多い作品なのですが、刀をモチーフにしているということもあり、暗い設定などを入れています。
――各キャラクターに暗い過去があったりするのでしょうか?
吉原氏:凄まじく暗い設定がありますね。将来的には図鑑で確認もできるようにする予定です。
――独特なゲームシステムが多いと思いますが苦労した部分はありますか?
吉原氏:本作はブラウザーゲームなので、何かをしながらプレイするということが多いと思います。ですので、触るところ、見るところ、放置するところを意識していきます。例えば、バトルシーンは最大で3分で終わるように設定していますね。ユーザーがプレイする限られた時間のなかで、目標がうまく設定できるようにしてあります。
あとは、開発陣のなかにおじさんが多いので、ブラウザゲームのメニューボタンが並んでいるのに拒絶感を感じてしまいまして……。コンソールゲームに近いUIにしていますので、使いやすくなっていると思います。
――真剣少女を集めてもさまざまな使い道があったのは良いなと思いました。
吉原氏:バトルに関しても、1回倒されてしまったら、終わりというわけではなく、何回でも出撃させることができますし、かなり硬い敵も出てくるので、自分の主役となる子を見つけてそれをほかのキャラクターでサポートしながら攻略するといった楽しみ方も良いと思います。
――最後にこれから本作をはじめる方にメッセージをお願いします。
吉原氏:独特のシステムを導入しているので覚えるのは大変だとは思いますが、そのハードルを低く設定していますので楽しんで頂きたいです。あと我々開発陣は「刀剣乱舞 -ONLINE-」を全力で応援しています!
(C)2015 DMM.com POWERCHORD STUDIO / Developent by studio PROSPECT / PICOGRAPH