DMM GAMESとマーベラスが4月17日にサービスを開始したアイドル育成ブラウザゲーム「天歌統一ぷろじぇくと」。アイドル育成が特徴的な本作の魅力を紹介する。
「天歌統一ぷろじぇくと」は、PCゲーム開発やライトノベルなどで著名なクリエイター雨野智晴氏が原作を担当。
たにはらなつき氏、立羽氏、蜜桃まむ氏など人気のイラストレーターが描くアイドル大名たちが、歌い踊りながら天下統一を目指す、まったく新しいアイドル育成ゲームとなっている。
本作のアドベンチャーパートには“Live2D”が採用されており、ゲーム内に登場する全てのアイドルたちが、イラストのテイストそのままに生き生きと動く。その様は、まるで良質なアニメを見ているよう。
本作は大きく分けて「天下統一編」というバトルパートと、「立身出世編」という育成パートの2つで構成されている。ゲームの基本的な流れは「立身出世編」でアイドルキャラクター(以下、アイキャラ)を育成、育成が完了すると“ユニット”と呼ばれるバトル用のキャラクターが手に入り、このユニットを連れて「天下統一編」に挑戦することになる。
ここでは、2つのパートをインプレッションと共に紹介しよう。
自分だけのアイドルユニットを作成!
本作では、ガチャやイベントなどで手に入れた“アイキャラ”は、バトルパートである「天下統一編」で使用することができない。いちど「立身出世編」で育成を行い、“ユニット”と呼ばれるバトル用のキャラクターを手に入れる必要があるのだ。
この“アイキャラ”と“ユニット”は、それぞれ「親」と「子」の関係になっているので混同しないように注意しよう。
まずは、センターのキャラクターを中心とした“アイキャラ”5人で構成されるデッキを作ろう。ここで重要なのは、センターが「立身出世編」終了時に手に入る“ユニット”になるという点だ。ちなみに、センター以外のアイキャラは後述するスキルの習得やステータスの補助など、サポート的な意味合いが強い。
“ユニット”にしたい“アイキャラ”をセンターにし、それ以外の4キャラクターはステータスやスキルを考慮して選択するといいだろう。
デッキを作成したら、育成パートを進めていこう。このパートでは、「クール」「パッション」「ヒーリング」「ゴージャス」「ミステリアス」という5つの基本ステータス+ユニットのHPに相当する「兵力」をプレイヤーが自由に強化することが可能だ。このステータスはキャラクター毎に定まっているわけではなく共通のものとなり、最終的に“ユニット”のステータスとなる。
また、下の画像を見てもらうと分かるのだが、各行動のボタンには、それぞれにアイドルのアイコンが表示されている。ここで各ボタンを選択すると、基本ステータスの他に表示されているアイドルの好感度を上げることが可能だ。
この好感度が上がると、該当するアイドルとのイベントが発生したり、スキルを習得することができる。スキルはアイキャラ毎に習得できるものが決まっているが、各キャラクターが覚えたスキルを「立身出世編」終了時にセンターの“ユニット”に付与することが可能だ。
好感度を上げることで見ることができるイベントはキャラクターによって様々で、仲良くなるとアイドル達の意外な一面を垣間見ることもできる。ただし、どのボタンにどのアイドルが設定されるかはランダムで、上げたいステータスにお目当てのアイドルがいないこともあるので頭を悩ませることもある。
これらのコマンドは1つ実行するごとにターンが進み、所定の期間が終了することで“ぷろでゅーす”結果に応じた“ユニット”が手に入る。また、「立身出世編」が終了しても“アイキャラ”はそのまま手元に残るので、同じアイドルの育成に何度もトライできるということも忘れないでおきたい。
全ての課程が終了するとリザルト画面で結果を確認できる。取得したスキルの付け替えなどもこの画面で行うことが可能だ。 |
同じ“アイキャラ”でも、育成の方針次第でまったく違う性能の“ユニット”になるのが面白い。 |
“来舞(ライブ)”でバトルを盛り上げろ!
「立身出世編」をクリアすることで手に入る“ユニット”。このユニットを5つ集めたチームで戦うのがバトルパートにあたる「天下統一編」だ。
本作の戦闘は、各キャラクターがターン毎に行動する方式となる。通常攻撃は自動となっているが、スキルはプレイヤーが“TPゲージ”を消費して使う必要がある。TPゲージは時間経過とともに増加していくのでここぞというところでスキルを使用しよう。さらに同じ属性のスキルを連続使用すると強力なコンボ攻撃が発動するので、TPゲージの管理が勝利のカギとなる。
また、画面右下の「来舞ゲージ」を溜めることで使用できる必殺技「来舞(ライブ)」がバトル目玉で、発動時はキャラクターそれぞれに設定された挿入歌を聞くことができる。魅力的なライブで強敵を打ち倒そう!
育成シミュレーション好きにオススメ!
本作はキャラクターなどのビジュアル面がフューチャーされがちだが、ゲームシステム、特に育成パートである「立身出世編」が非常にやり込みがいのある作りになっており、育成シミュレーションが好きな人はどっぷりハマることができるだろう。
その分、バトルパートはシンプルになっており、自分が手塩にかけて育てたアイドルの晴れ姿は、親のような目線で応援したくなるし、そういった意味では複雑過ぎないシステムはむしろ本作にピッタリなのではないだろうか。本稿をみて興味をもった人はぜひ一度遊んでみてほしい。
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