神姫PROJECT がっつり遊べる、だが欠点も多い人を選ぶゲーム。課金要求も高め

良い点

キャラクターのSDが細かく、また非常によく動く

SD画像の描き込みは現存するDMMゲーム中でも屈指。
至る所でCygamesのグランブルーファンタジーと比較される本作だが、SDの描き込みに関しては同作を上回っている。美麗なグラフィックという点では嘘偽りない。

現存するDMMのブラウザゲームの中では際立ってゲーム性が高い

バフ・デバフを中心に展開するターン制の戦闘、
武器・召喚獣、キャラ、アクセサリ等多岐にわたる育成要素等、
やることが非常に多く尽きないことが特徴。

無課金でも十分に戦力補充が可能

最近はイベント毎にガチャ10～20回分程度のアイテムが入手可能なので、課金をせずとも高レアのキャラクターがある程度手に入る。
また、（課金装備より性能は劣るが）イベント毎に高ランクの武器や幻獣が無料で入手できる。このため真面目に活動している無課金プレイヤーは低活動な課金プレイヤーより圧倒的に強くなれる。

多額の課金をすることなく長時間のプレイができる

行動値回復のためのアイテムが無料で数多く手に入るため、日々うまくやりくりすればイベント等で24時間張り付いて活動しても尽きない量が確保できる。（重課金者でも回復アイテムに課金している層は極めて少ない）

UI操作が軽く快適

2019年6月に行われたメンテナンスでUIレスポンスが劇的に改善され、非常に快適に遊べるようになった。ブラウザバックでUI上の戻る操作が行える強みもある。

悪い点

ピックアップ率が不十分

イベント毎に新規実装キャラクターの排出率が上昇したガチャが設置されるが、上昇率が非常に心もとない数値。このため新規実装キャラを狙ってガチャで引こうとすると期待値で6桁円かかってしまう。

超低排出率のバランスブレイカーが存在する

140幻獣と呼ばれる（明確に確率表記は無いが）他の幻獣より明らかに出にくい幻獣が存在し、これらの性能が群を抜いて高い。
その為プレイする上で誰もが欲しがるのだが、狙っての入手には恐ろしい額の課金（十万円で引ければ相当に良い方）が必要。

張り付き要求が高い

1戦闘にかかる時間が長く、収集型イベントが多いため、各イベントを完走しようとするとどうしても長時間のプレイを要求されてしまう。

メンテナンスの度にバグを起こす

表題通り。大きいものから小さいものまで様々だが、メンテナンスの度に何らかのバグを発生させることが多く、プレイに支障が出る障害が数日間対処されないことがある。

総評

サービス開始時から続けている1プレイヤーとして、決して数々のレビューで酷評されているような酷いゲームのままではない。ある程度の改善はされていることをまず記しておく。過去にいろいろやらかしたため運営がユーザーに嫌われている感が否めないが、最近の運営はがんばっていると感じる。

しかしながら、多数の問題を抱え続けていることも事実。人によってはある程度のストレスを抱えながらのプレイを要求されてしまうだろう。先述のピックアップ率の問題から、上位戦力を保有し続けるためには課金要求も高くなってしまうのも問題といえる。
特にこのゲーム最大の問題は青天井でガチャを回すと課金額が10万単位に軽く届いてしまう所に他ならない。料金についての評価はどう贔屓目に見ても最低以外考えられない。

良い点は多く、ゲームとしてとても面白いのだが、ユーザ離れにつながる欠点も非常に多い。欠点に目を瞑ってプレイできるかどうか。人を選ぶゲームと言える。