神姫PROJECT 課金訴求は多いが、無課金でもある程度まではいける

【良い点】
・グラフィック
　キャラの立ち絵は好みもあるでしょうがほぼ皆可愛い。
　またドット絵が綺麗で細かく滑らかに動く。

・多彩な戦闘
　バトルの種類も何種類かあり戦力の節約が必要だったり、敵ボスの挙動によっては編成の組み換えも有効です。
　低レアキャラを編成する必要があるミッションもあり、飽きさせない工夫がしてあります。

・ガチャその他用の無料石の配布は結構多くチケット配布もあるので、毎日プレイしていればある程度ガチャは回せます。

【悪い点】
・動作が重い
　少し長時間プレイしているとすぐに動作が遅くなったり、頻繁に読み込みが入ってイライラします。
　特に顕著なのがレイド参戦時で、読み込みを待っている間に倒されて報酬を逃したりすることが頻繁にあります。
　それと戦闘中にアナウンスが行動選択に被ってとんでもなく邪魔。

・ガチャのPickupが仕事しない
　SSR出現率自体が微々たるものな上に、ガチャでSSRが出ても確率UP中のはずのキャラが出ることは稀。
　キャラの種類に「幻獣」というカテゴリーがありますが、特にこの幻獣ははっきり体感できる程に、SSRの中でも大当たり枠と外れ枠が明白に出現率が異なります。
　まぁ「出るまで回せば100％出る」とかいう人には関係ないでしょうけど・・・

・廃課金古参勢とそれ以下のプレイヤーの乖離
　長寿作品且つ守銭奴仕様なので必然だとは思いますが、廃課金者と中級者以下の差が酷い。
　フレンドシステムがあり、フレンド以外もサポートに選ぶことができますが、その際自分のプレイヤーランクに見合ったランクの人が表示されやすくなります。
　高ランクになるほど周りは重課金者ばかりになり、強いサポート幻獣を借りることが出来る反面、無・微課金だとそういう人から相手にもされなくなります。

・運営による上級者優遇
　ここ数年追加されるエンドコンテンツのインフレ具合が凄まじく、重課金者にとってはこれらをガンガンプレイして報酬(S英霊やロボ幻獣)を入手していることがフレンドの最低条件みたいになってしまっています。
　また時々武器の限界突破やS英霊開放のためのアイテムセットを有料ガチャのおまけとして販売しており、「ドル箱」として機能させようという魂胆がよく分かります。

・一部キャラのCV変更に伴う弊害
　これはあくまでも個人の感想です。
　看板娘のアリサ、また序盤から仲間になるアモンなど一部キャラの担当声優さんが何年か前にひっそりと変更されました。
　アモンはクリアなハスキーボイスからおばさんじみた濁った声に、アリサは王道ツンデレっぽい声からキーキー甲高い声になってしまいました。
　シナリオライターが変わったかどうかは知りませんが、その後のエピソード等での性格まで嫌な方向に変わってしまったように思います。
　アリサは昔はツンデレだったのに最近は主人公軽視・無視・罵詈雑言へ、アモンは軽口・揶揄いから嫌味・軽蔑・罵倒へ。

【総評】
面白いのは面白いですが、ソシャゲRPGにありがちな気の遠くなるようなクエスト周回、長時間の張り付きが要求されます。

メインストーリーは長期放置の末に昨年あたりから更新され始めましたが、何の救いもなくひたすら重く暗い話が続きます。
逆にイベントストーリーや各キャラエピソードはギャグだったりほのぼのしたり楽しいのが多いです。
主人公は基本的に空気、イベントでは時々蔑ろにされたり嫌味を言われたり暴走に巻き込まれたりします。
メインストーリーの序盤では稀に活躍している他、各神姫や幻獣の個別エピソードではほとんどのキャラから好かれていますのでご安心を。

なおストーリー最序盤から主人公の相棒でありログボ等のナビキャラでもあるアリサには2021年8月上旬現在個別エピソードがありませんので、アリサを気に入った人は注意。

それと昔のレビューで言及されている陵×シーンですが、割と初期に実装されたキャラの一部だけです。いつからかまったく無くなりました。