「アラド戦記」のオフラインイベント「ARAD PARTY 2023」レポート――4番目の大陸「仙界」が2024年2月に登場!鬼剣士(男)のリニューアルも

ネクソンは、PC向けアクションRPG「アラド戦記」のオフラインイベント「ARAD PARTY 2023」を、11月12日に東京・渋谷のベルサール渋谷ガーデンで開催した。

今年17周年を迎えた本作だが、今回のイベントは「アラド戦記」という作品を愛するプレイヤーのために、誰でも参加可能というオープンな状態で行われている。

ステージは2部構成で行われており、オープニングではMCの央川とうい氏とプロレスラーの松田慶三さん、そしてゲーマータレントの石川利恵さんが登壇。会場内に設置されていた、アクティビティコンテンツの紹介などが行われた。

特に松田さんは5年ぶりにこうしたイベントに参加するということもあり、気合いが入っていたのかかなり大きな武器を手に持っての登場だった。こちらの記事では、当日の会場の模様とステージの様子を一部ピックアップして紹介していく。

左からプロレスラーの松田慶三さん、ゲーマータレントの石川利恵さん。
左からプロレスラーの松田慶三さん、ゲーマータレントの石川利恵さん。
写真左はMCの央川とうい氏。松田さんは、大きな武器と台本を両手に持っての登場だった。
写真左はMCの央川とうい氏。松田さんは、大きな武器と台本を両手に持っての登場だった。

「アラド芸術祭」応募作品の展示やミニゲームコーナーなどアクティビティコンテンツも充実

実はオープニングイベント自体は15分程度だったのだが、その後2時間ほどはフリータイムとなっており、会場内のアクティビティコンテンツやユーザー同士の交流を楽しむようなスタイルになっていた。会場外の入り口付近にはフォトスポットも設置されており、開場前にはそちらで記念撮影をしている様子もいくつか見られた。

入り口付近に設置されていたフォトスポット。
入り口付近に設置されていたフォトスポット。
「アラド芸術祭」の応募作品が展示されていた。
「アラド芸術祭」の応募作品が展示されていた。

「アラド芸術祭」応募作品のすぐ近くにあったのが、「アラド戦記キャラクター人気投票」だ。こちらでは、運営側がピックアップした2023年に活躍したキャラクターに対して、お気に入りのキャラクターにシールを貼って投票するというものである。

また、物販や来場者同士がグッズの交換を行うための「トレーディングコーナー」や「寄せ書きコーナー」なども設置されていたほか、7月に登場した新職アーチャーの気分になりきって弓矢で的を撃つ「フィジカルミニゲームコーナー」に加えて、「ポッピング8アーチャー!」や「アラドバーガーリターンズ」、「モモランイベント」、「ズルいルーレット」、「ビートダンジン」といったゲームが遊べる「アラド戦記PCミニゲームコーナー」なども用意されており、いずれも盛況であった。

「寄せ書きコーナー」では、ファンが思い思いの書き込みを行っていた。
「寄せ書きコーナー」では、ファンが思い思いの書き込みを行っていた。
弓矢で的を狙う「フィジカルミニゲームコーナー」。
弓矢で的を狙う「フィジカルミニゲームコーナー」。
ズラリと並んだノートPCでミニゲームが遊べる「アラド戦記PCミニゲームコーナー」。
ズラリと並んだノートPCでミニゲームが遊べる「アラド戦記PCミニゲームコーナー」。
会場内には多くのファンが訪れていた。
会場内には多くのファンが訪れていた。

「アラド戦記 二択ゲーム」では松田さんがGMふたりと腕相撲勝負!?

17時からは第2部で、最初に行われたのが「アラド戦記」に関する二択ゲームだ。通常のクイズとは少し趣が異なり、会場にいる参加者が「アメリカ横断ウルトラクイズ」の○×ゲームのように、○か×かの答えを選んでそれぞれの陣営に移動して回答するというものとなっていた。

出題された問題は、「2023年9月、アラド戦記17周年記念で公開されたアラドフレンズの壁紙に登場しているダンジンが手に持っている物はメガホンである」など、なかなかマニアックな問題が多かった。最初は多くの参加者が正解していたが、徐々に数が減っていった。

全部で5問出題されたのだが、最後のお題はなんと松田さんひとりとGMふたりが腕相撲で勝負してどちらが勝つかというものだ。松田さんの圧勝かと思いきや……GMのふたりも意地を見せて勝利を掴んでいた。また、ここまで勝ち残った参加者たちには、この後で行われるビンゴ大会のカードが渡されていた。

最新情報も飛び出した!「開発メンバートーク」

続いて本イベント最大の目玉ともいえる、「アラド戦記 開発メンバートーク」のコーナーが行われた。こちらでは、アラド戦記 ライブディレクターのパク・ジョンミン氏と、通訳を務める開発チームのエル氏が登場。これから予定されているアップデートに関する詳細が発表された。

アラド戦記 ライブディレクターのパク・ジョンミン氏。
アラド戦記 ライブディレクターのパク・ジョンミン氏。

パク氏から最初に語られたのが、2023年の振り返りだ。今年、開発チームはもっと面白いアプリを作るためにマイルームの強化やファストトラックなどのアップデートを行ってきた。開発者ノートでもパク氏が詳しく紹介しているものの、それでもまだまだ足りない部分があるという。

最近では「異名」がそれにあたり、称号やクリーチャーにはスキン機能があるものの、異名にはない状況だ。自分が好きな文言や記念テキストなどを異名に付けたくても、難しい状況である。それを改善するために、異名スキンを現在開発中とのこと。

今年初めてキャラクター名変更権も実装したが、本作の場合は多くのサブキャラクターを育成している傾向にあり、数が足りなかった。こうした部分も今後ケアしていく予定である。少なくとも次回のバージョンでは、ひとつ無料でユーザーに提供されるそうだ。17周年のイベントでは、いろいろと頑張って準備したものの、ミニゲームの量や本質的な面白さという部分で冒険者にとっては負担になる部分もあった。こうしたところも補完していくとのこと。

改善点だけではなく、まだまだ手が出せない部分もある。「アラド戦記」というサービス環境において、特殊性など様々な状況を把握して必要なアイテムを供給したり、プレイが円滑にできるようにケアをしていったりする必要がある。しかし、現状はなかなか追いつくことができない状況だ。また、根本的な正常化が必要な部分もある。そのため、もっと把握して改善していくべき領域がたくさんあるのだ。こうしたところについても、今後対応していく予定である。

写真右は、今回通訳を担当した開発チームのエル氏。
写真右は、今回通訳を担当した開発チームのエル氏。

2023年の振り返りが終わった後で流されたのが、2024年2月のアップデートに関する映像。こちらは、アラドの4番目の大陸で、空の下の一番目の地である「仙界」についてのものだ。仙界では、数多くのアップデートが含まれている。

記載されているもの以外にも、分離されていた4つのオプションレベルがひとつに統合されるほか、一般成長と完全成長の区別がなくなりひとつに統合される。現在装着している装備に合わせて、それぞれ有効とされるオプションについて、新たな表記が入る。それ以外の内容については、開発者ノートなどで詳しく紹介される。

コンテンツ以外にも、この仙界には魅力的なNPCや神獣、モンスターが登場する。その一部が紹介された。最初に発表されたのは、仙界のランドキーバーであるシュムだ。仙界には、ランドキーパーと呼ばれるものが各地域の都市や村ごとに存在している。彼らはそこで、紛争を管理しながら生活を行っているのだ。

しかし、このシュムは新米であるため、まだまだ経験が足りない状態である。愉快ではつらつとした性格の持ち主だが、好き嫌いがはっきりとしており適当にいなすと猛烈な敵対心を見せるという特徴を持っている。実際にどんな存在なのかについては、仙界アップデート後にストーリーやダンジョンで会って確かめてみよう。

仙界のランドキーバーであるシュム。
仙界のランドキーバーであるシュム。

仙海には、山のように大きな神獣から小さい神獣まで様々なものが存在している。シュムの隣に描かれているキャラクターも、ランドキーパーの神獣のウムである。神獣たちは、仙海人とお互いに助け合いながら一緒に生活しているといった存在なのだ。

仙海の街を歩いていると、様々な神獣たちが冒険者に付き添うようになる。多くの神獣たちとゲーム内で相互作業ができるのだが、神獣によってもその結果が異なるものになっている。このように、コンテンツ以外の部分でも新しい体験が行えるようになっているのである。

仙海には様々な神獣たちが登場する。
仙海には様々な神獣たちが登場する。
神獣以外にも、様々なNPCやボスたちが登場するので、そちらにも期待しよう!
神獣以外にも、様々なNPCやボスたちが登場するので、そちらにも期待しよう!

仙海には、新しいマップの「スピリティア」という場所が存在している。ここは伝説的なミューズの名前が付けられており、彼女を尊敬して集まったミューズたちと、その歌声を聴く観客でいつも溢れている場所となっている。毎週末にこちらの「スピリティア」に訪れると、小さいバフを獲得することができる。また、日本の休日も追加される。

仙海のアップデートが実施されることに合わせて、もうひとつ大きなアップデートがファストトラックで実装される予定だ。「アラド戦記」の長い歴史を共に歩んできた、鬼剣士(男)もリニューアルされる。当初は2024年2月に行われる仙海アップデートの後の3月に実装される予定であったが、ファストトラックでひと月早めることで、豊かなバージョンになることを期待しているそうだ。

2月のアップデートまでは少し時間があるが、その前に実装されるのが「コードネーム:ゲイボルグ」である。すでに開発者ノートでも発表されているが、こちらは11月22日のアップデートで実装される。

「コードネーム:ゲイボルグ」では、アカウントごとに週間4回の報酬がもらえるという制限がある。特殊ダンジョンのコンテンツだ。こちらでは、新規徽章とジェムが追加される。それらの昇級と強化に必要な材料アイテムをファーミングするようなコンテンツになっている。

ダンジョンは1段階から最大4段階まであり、階数が上がっていくごとに報酬も追加されるほか、最大難易度の4段階では、巨大ゲイボルグとの直接戦闘も行うことができる。

11月22日のアップデートでは、「コードネーム:ゲイボルグ」以外にも「エピックロード」が実装される。こちらは、何も考えずにキャラクターを育成することができる、これまでになかった超高速成長が行えるコンテンツだ。この「何も考えずに」というのは文字通りの内容で、「エピックロード」でドロップした材料を成長材料として使うことで、ゴールドなど元々要求されていた製造の材料がすべて不要となる。

また、すべて完全成長で適用される。そのため、何も考えずに「エピックロード」を回るだけで、現在の最終コンテンツにも超高速成長で到達できるようになっている。2024年2月の仙海アップデートまで、このイベントは続く予定だ。それらに加えて、現在韓国で発売されている「次元星座パッケージ」も、11月22日に発売される予定である。

2024年1月には、仙界の前兆クエストなどがファストトラックで適用される予定だ。3月には日本の桜シーズンに合わせたイベントも、現在準備中である。4月には、「アラド戦記」の3番目のレギオンで仙界地域の初めてのレギオンダンジョン「暗い島」がアップデートされる予定だ。こちらでは、新しい難易度が開放されるのだが、かなり歯ごたえがあるものとなるようだ。

ファンと会うのは初めてだというパク氏だが、それを記念したギフトとイベント報酬も紹介された。これらは11月22日にログインして、同時に進行するイベントで獲得することができる。

この後「アラド芸術祭」の「ARAD PARTY 2023賞」の発表が行われたほか、会場内で配られたビンゴの大会なども行われ、大盛り上がりの中イベントはエンディングへ。最後は、5年ぶりに松田さんが「アラドやろうぜ!」のポーズとかけ声を会場全員で決めて締めくくった。

イベント自体も大盛況であったが、ゲームも大量のアップデートが用意されているなどファンにはたまらない日が続きそうだ。今回会場に行けなかった人も、次回こうした機会があるときはぜひ参加してみよう!

最後は松田さんの「アラドやろうぜ!」のかけ声とポーズで締めくくられた。
最後は松田さんの「アラドやろうぜ!」のかけ声とポーズで締めくくられた。

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